密かな興味でしかなかったSMプレイ。
まさかそのプレイが現実のものとなるとは、それも憧れのM先生に……。
この屈辱でこんなにも深く感じてしまうなんて。憧れの先生から教わったSMの味。
M先生には、私も**「男性」を感じていたことは確かです。
先生は一流私大卒で二十八歳の独身。
とても熱心な授業ですし、顔もスタイルもいい。
女子校だったので、先生に憧れる気持ちは特に強かったと思います。
三学期の中間試験の時でした。
学校の授業は午前中で終わり、私は家に帰る途中、駅を挟んで家とは反対側の本屋さんに密かに立ち寄ったのです。
実は私はこの店で、時々エッチな雑誌を立ち読みするいけない癖がありました。
その日もレジのおばあちゃんがテレビに夢中で、私はエッチな雑誌を見ることができました。
もう手に取っただけで心臓が破裂しそうです。
適当に手に取った雑誌のページをめくると、女の人が縄で縛られ、バイブや浣腸でいじめられている。
その恥ずかしさと苦痛に歪む女の人の顔は、でもどこか恍惚としていて……。
女の子だって、視覚だけで濡れます。
顔も赤らみます。
初めて見た光景のページを夢中でめくっていた時です。
ポンと肩を叩かれて飛び上がるほどに驚いて見上げると、私の横にM先生がいたのです。
私は悲鳴を上げたい衝動を抑え、逃げるようにしてその本屋さんを出ました。
学校は二日休みました。
そして恐る恐るまた学校に出てみると、M先生に特に変化は見られません。
ホッとすると同時に、先生に弱味を握られたような、軽蔑されたような……羞恥の念が私を苛みました。
数日後、テストの返却の時でした。
先生は皆の前で私を前に呼び出して「西川、なんだお前は! 今回のテストが難しかったとはいえ、今までの自分の平均点を20点もダウンしたのはお前だけだぞ!」と大声で怒鳴ったのです。
私は他の子と比べて成績が良い方でしたから、先生の突然の怒りにみんなもシーンとしてしまい、同情的に私を見つめていました。ほとんど言葉によるリンチというか、吊るし上げで一時間が終わりました。
クラスのみんながお通夜のような顔をしてドヤドヤ帰っても、私だけ残されました。
みんなが帰ると先生は私の机の前にきて、バッグの中からポーンと雑誌を放り出しました。
「ほら、お前これが読みたいんだろう!」それはあの時のSM雑誌です。
私はもう泣きたいくらいでした。先生は「ページをめくれ」と言って私をいじめてきます。
泣く泣くめくって小説のページにいくと、今度は「声を出して読め」と命令しました。
「オマンコ」がどうの「アヌス」がどうの、という恥ずかしい描写を朗読させられているうち、先生は私の胸を触り始めました。
「どうした。やめていいとは言ってないぞ。よしと言うまで読むんだ! え? お前は先生にこうされたかったんだろう?」
恐ろしさと恥かしさ、でも先生にそう言われると私はそうされたがっていたような気になりました。
憧れの先生の支配に、私の本能が呼応したのです。
つっかえ、ためらいながら読むうちに、先生はうなじにキスしたりしながら、先生の手がとうとうブラウスの中の乳首に……。
私はおぞましさに「ワッ」と机に突っ伏しました。
それなのに、その時の私の下着は信じられないくらいに濡れていたのです。
そんな自分がいたたまれず、恥ずかしさのあまり身を振って逃げました。
「西川、やっぱりお前はマゾなんだな。心配するな、先生に任せろ。な、お前はまだ処女だろ? 処女膜は傷つけないようにするから、二人で耽美な時を過ごそうじゃないか」
今まで怒ったような口調がウソのように、先生は私の耳元で、そうつぶやいたのです。
先生に言われるがまま、机の上にあお向けに寝かされて、ブレザーとブラウスを脱がされ「ギュッ」と両手で乳房をつかまれました。
「いいオッパイだ……ほら、こうしてやる」
先生はそう言って、指で乳首を挟み力を入れてきます。
ヒリヒリする痛さと快感が生まれ、と同時にエッチな雑誌の中で縛られ、苛められていた女の人達の姿が私の頭の中を駆け巡りました。
先生は私の乳首を舌で愛撫し始め、さんざん舐めまわすと、右と左の乳首を交互に歯でかじりだすのです。
「ほほう……もっと、とんがれ、とんがれ……この敏感なメスめ」
「ヒイッ、アアアーン! 先生、やめて! でも、もっと!」
私、オナニーはしていましたが、自分の指でいじるのとは全然違いました。
しかも憧れの先生に見られていると思うと、気がヘンになっちゃいそうなくらい興奮してしまいました。
この屈辱と快感の融合こそが、私の求めていたものだったのです。
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