近藤麻美の身体は、スタジオの冷たい床に転がされていた。
汗と涙が混じり、頰を伝う感触が、泥のような粘りを帯びる。
(須藤様……この痛みは、貴方の調教の影か。貴方の視線なら、こんな惨めさを、美しきいけにえに変えてくださるのに……)
スタッフの嘲笑が、耳元で低く響く。
彼女は、毒づきを吐き、体ごと飛びかかった。
小柄な肢体が、虚空を切り裂く。
だが、男たちの手が、無情に彼女を掴み、蹴り飛ばす。
投げられ、床に叩きつけられる衝撃が、肺の空気を絞り出す。
息が詰まり、視界が揺れる。
骨の軋む音が、内側から五感を震わせる。
(耐えなければ……須藤様の前で、鞭の痛みに耐えたように。この屈辱が、貴方の愛の証なら……)
心ならずも、アナルに熱い侵入が始まる。
ファックの摩擦が、内壁を抉り、予期せぬ快楽の波が、彼女の芯を溶かす。
惨めな喘ぎが、喉から漏れる。
涙が、床を濡らす。
男たちの小便が、温かく、臭く、肌に降り注ぐ。
食糞の強要が、口内を汚す。
苦い味が、舌を麻痺させ、吐き気の渦が腹を捩る。
(須藤様の浣腸のように、腸内の圧力が、魂を浄化するなら。この汚れが、貴方の所有の印なら……)
大型水槽のガラスが、彼女を囲む。
冷たい底に、大量のミミズが撒き散らされる。
ぬるぬるとした触感が、肌を這い、股間に強要されるオナニー。
指が、虫の群れを押し込む。
震えが、肢体を硬直させる。
絶叫が、ガラスに反響する。
(この闇の中で、貴方の記憶が、光のように……須藤様、こんな私を、永遠に調教して……)
だが、最後にスタッフのなだめすかしが、彼女を包む。
ご褒美のセックスプレイが、唐突に始まる。
男優の熱が、彼女を貫く。
だが、それは空虚だ。
(須藤様の冷酷な愛なら、こんな甘さなどない。この部分は、切り捨てられるべき……物語の果てに、ただの闇を残すために……)
麻美は、水槽の底で、静かに目を閉じた。
ミミズの蠢きが、彼女の運命を囁く。
(私は、貴方のいけにえ。永遠の闇の中で、咲く花のように……)
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