この作品は、古いアートの産物として、SM絵師に扮した黒田透の住み込みお手伝い、浅野千代子を眠り薬で眠らせ、座敷牢に閉じ込め、自由を奪った後、引っ張り出して責め倒す筋書きだ。
責めの内容は、ラジコンバイブ、陰毛剃り、なめ猫責め、熱蝋責め、浣腸と、多彩に展開される。
古い作品の割には、意欲的な試みが見える。
だが、ラジコンバイブなどは奇をてらい過ぎ、玩具っぽいむんむんとした感触で、緊迫感に欠ける。
私の調教で畑野安香里に課したバイブの冷徹な振動とは、別物だ。
なめ猫責めも、後半で猫が飽きてしまい、黒田の名手を持ってしても手を焼く状態。
あの猫の気まぐれは、調教の予測不能さを思わせるが、ここではただの散漫さだ。
浣腸場面は、アートにしては珍しく、イチジク浣腸挿入後にワンワン歩きさせ、放出させる設定で、かなり変わっている。
腸内の圧力が、彼女の四肢を犬のように動かさせ、排泄の瞬間を強制する。
この屈辱の歩行は、中山優子が冬の夜に浣腸を抱え、腹の重みに耐え凌いだ苦行を、歪んだ形で映す。
浅野千代子の反応は、座敷牢の闇の中で、静かに崩壊していく。
私の妄想を小説化する際、このような牢獄の飼育は、永遠の所有欲を掻き立てる素材となるだろう。
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