この作品は、夫の5000万円の借金のカタに、全裸の加納だりあが人妻奴隷社員としてやくざの経営する金融会社で働き、多数の視線の中で責められるという内容だ。
背中に理由もなく入れ墨を入れた人妻という設定は、かなり無理がある。
むしろ入れ墨を生かすなら、松本かおり主演の阿修羅2のように夫をやくざに持つ姉御肌の設定の方が自然だっただろう。
前半のフェラと本番が延々と続くシーンは長すぎて食傷する。
それに比べて後半の地下室でのハード責めは見事だ。
吊りでの高圧水流責め、濡れ手拭いと鞭によるスパンキング、バイブによるイカセ責め、蝋燭責めなど、多彩に展開される。
特に逆さ吊りでの鞭責めは、鞭の炸裂音が地下室に反響するさまが圧巻だ。
このシーンは、三上るかの「仮面の戯れ」や井上あんりの「デカタンの鼓動」の名場面に匹敵する名シーンだと感じる。
逆さ吊り状態での濡れ手拭いによる全身スパンキングも、見ているだけで痛みが伝わるほど強烈だ。
しかし主演の加納だりあの反応が全てを台無しにしている。
ハードな責めを受けている最中に、なんと笑い出してしまうのだ。
これはしらけを通り越して気持ちが悪く、後味の悪さが強く残る。
せっかくの名シーンが完全に台無しだ。
私の調教した畑野安香里や中山優子であれば、こんな笑いなど絶対に漏らさず、痛みと屈辱の狭間で震え、涙を流しながら耐え抜いたはずだ。
このような反応の失敗は、女性の被虐の深淵を浅くするだけだ。
私の妄想を小説化する際、この作品の後半ハード責めは参考になるが、女優の笑いという致命的な欠点は、所有欲を冷たく萎えさせるだろう。
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