[1157]SM妖画COLLECTIONS 修羅奴隷2 肉の華 加賀恵子

この作品は、加賀恵子のアートにおける第三作目だ。

これを最後に、彼女はSMの舞台から姿を消す。

アートやシネマジックを問わず、彼女の出演作の中で、最も苛烈で完成された一作。

これを観て、SMの深淵に囚われた者も少なくないだろう。

監督峰一也、脚本名和徹、主演加賀恵子と黒田透――アートの黄金期を象徴する布陣だ。

これ以上の顔触れは、東西古今、望むべくもない。

責めのすべてが、バイブルに相応しい。

熱ロウ、バイブ鞭、導尿、浣腸――どれ一つ取っても、超一級の輝きを放つ。

他の専門作を凌駕する深みがある。

縛りと熱ロウの責めは、背中へ申し訳程度に垂らす凡庸さを嘲笑う。

こんな責めもあるのか、と息をのむ。

導尿のシーンは、金属製の洗面器に、雨だれのように漏れ落ちる尿が、間隔を狭め、音を大きくする。

あの漸進的な響きは、感動の極みだ。

心ならずも、洗面器の尿を自らの身に浴びせられた時の屈辱と恥辱。

彼女の震える反応は、絶品の芸術。

それでも責めは止まず、空中で両手両足を縛られた熱蝋責めの最中、ファックが続く。

浣腸は、猪吊り拘束の下、イルリガートルで牛乳を注ぎ込まれ、手足は穴あき木板で固定される。

終了後も排泄を許されず、アナルバイブと再びの熱ロウ責め。

おまけにバナナでアナルを栓され、半狂乱のなかで脱糞する。

この作品は、最初から最後まで、非合意型の極致だ。

肉体を完膚なきまでに叩きのめされても、決して屈服しない加賀の目の演技。

黒田のドスの利いたセリフが、ガチンコSMの炎を煽る。

カメラワークは絶品、脚本は面白く、ここまで来ると、芸術の域だ。

これを越えるSM作品は、もはや現れまい。

アートがこの歴史的名作を完全復刻しないのは、理解に苦しむ。

この作品は、私の調教サークルで畑野安香里に課した浣腸の儀式を思い起こさせる。

彼女の腸内が2リットルの液体で膨張し、羞恥の検査で耐え凌いだ姿のように。

加賀の反応は、中山優子が冬の夜に浣腸を抱えて歩いた苦行の果てを、画面に焼き付ける。

私の妄想を小説化する際、このような非合意の美は、永遠の所有欲を掻き立てる素材となるだろう。

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