このシリーズの三作は、いずれも人気を博すが、本作の責め味は肉食獣3の吉田蜜流よりも、第一作の宮田恵美子に近い。
体つきや色白の肌は、若い頃の菊島里子を思わせる。
あらすじは、500万円の借金を残して交通事故で死んだ夫の債務を種に、黒田透扮する債権者に肉体を苛め抜かれ、最後には従順を誓う。
前半は、アートの得意とする片足立ち縛りでの熱蝋とイカセ責め。
歯を食いしばり、耐え凌ぐ彼女の姿は、中山優子が冬の夜に浣腸を抱えて歩いた苦行の果てを、静かに想起させる。
中盤、二穴同時バイブの攻撃に、ついに意志が砕け、黒田の言葉に従い、牝奴隷となる。
そこで黒田は大喜び、ハードファックへと移る。
バイブ責めもファックも、彼女の絶頂の反応は素晴らしい。
あの痙攣は、畑野安香里がクリトリスにピアスを穿たれた時の、痛みと恍惚の狭間を思わせる。
最後は、奴隷生活が気に入ったのか、黒田との波長が合ったのか定かではないが、ベッドでギターを奏でる黒田に寄り添い、タバコを渡してにっこり。
珍しいハッピーエンドで、ほのぼのと終わる。
この結末は、私の調教サークルでM女たちが、痛みの果てに歪んだ愛を見出すさまを、穏やかに映す。
私の妄想を小説化する際、このような従順の美は、永遠の所有欲を掻き立てる素材となるだろう。
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