いよいよその日がやって来た。
私はまず、簡素な道具、バスローブの紐で清美を後ろ手に縛り上げた。
予想していた通り、彼女は一瞬、自れの選んだ道に驚きを見せたが、肉体は縛られることを一言も拒絶しなかった。
それどころか、両腕の自由を奪われた清美は、強く息を荒げ、瞳を羞恥と快楽の光で潤せていた。
その顔は紛れもないMの陶酔だった。
もちろん、最初の緊縛は私にとっても初めての経験だったが、この一夜を境に、私たちは二人とも本格的なSMプレイを求めているのだと、はっきりと自覚した。
それ以来、私たちは貪欲にSMの深みへと沈んで行った。
SMの味を知ったとはいっても、その頃の私は経験が少なかったため、最初のうちは過度な調教の魅力は分からなかった。
そのため、専らは手首を縛っての凌辱プレイに終始していた。
ホテルの部屋に入って、始めのうちは、私は優しい恋人の顔を装い、清美の服を一枚一枚脱がせて行きながらキスし、優しく体中を愛撫してやる。
清美は私の首にしがみつき、だんだんと息を荒げていった。
ここまでは何の変りもない、普通の男女の交わりだが、その後の清美の態度が決定的に違う。
清美は、理性の殻を脱ぎ捨て、私の前に両手を恭しく差し出して、「縛って欲しい」と淫靡な声で私にせがむのだ。
私は喜んでいつものようにバスローブの紐で清美の両手を後ろ手に縛り、荒々しく彼女の濡れた女芯に侵入して行く。
その時の清美の声は、それはもう、あれ以上、男の征服欲を誘る声はないというほど淫らな声で、私の欲望はますます強まる。
私は清美の両脚を強制的にV字型に大きく開き、その赤裸々な中心を指先で容赦なくこね回す。
清美は縛られたまま、すらりと伸びた白い美脚を宙に震わせ、腰を必死にくねらせて、耐え難い快感を肉体全体で表現する。
この時にはもうすでに、清美の中心部は奥から溢れ出てくる愛液でぐしょぐしょになっている。
私は清美の両脚を押さえ付けたまま、その濡れた女芯に向かって、私の一物を思い切り突き立てる。
両手足の自由を奪われたという屈辱的な体勢で、清美の女芯は淫靡に痙攣し、私の肉棒をぱっくりとくわえ込み、ぐいぐいと奥から締め付けて、生命の精を最後の一滴まで吸い取ろうと貪欲になる。
時には、私は清美の両手両足をベッドの枠に縛り付け、大の字に固定したままで犯してやる。
大きく脚を開いたまま仰向けに縛られている清美の脚の間に私は座り、私の汚いつま先を彼女の股間に這わせる。
充血して大きく腫れ上がった清美のクリトリスを足の指先で冷酷に突いてやると、彼女は羞恥に顔を歪めながら肉体を激しくよじり、全身で淫靡な声を立てるのだ。
また時には、清美を四つん這いにして後ろ手に縛ってやる。
床に頬をついた清美の突き上げられた尻が息をするたびに上下に波打つ。
私は清美の弾力ある尻の中心を掴むように手を差し入れる。
中指で肉厚なクリトリスを突き刺し、花弁を弄びながら、親指は愛らしいアヌスにあてがって撫で回す。
愛液が花弁から堰を切ったように泌み出ると同時に、緊縛と羞恥で緊張したアヌスも湿り気を増し、次第にベトベトしてくる。
私は、羞恥に身を悶えさせる清美の後ろから、今やもう抑え切れなくなっている、熱いペニスを容赦なくブチ込んでやるのだ。
このように縛って犯す間にも、私は言葉で清美を辱めることを忘れない。
「見ろ、このクリトリスがこんなに……大きく腫れ上がっているぞ。
そんなに、私に犯されるのが嬉しいのか、この淫乱なメスブタが。
お前みたいに、恥かしめられるとよく濡れる女は初めて見たぞ」この汚い言葉が、清美の羞恥心とMの心を直撃し、彼女は陶酔とともに更に激しく乱れるのだ。
普段は知性の殻を被っている清美のような女が、卑猥な言葉に心を裸にされ、肉体が興奮に悶えている姿を見るのは、何とも言い様のない優越感と、更なる凌辱への妄想を掻き立てる、最上級の卑猥な情景であった。
こうしてしばらくはバスローブの紐を使った簡単な緊縛プレイに留まっていたのだが、やはり一度足を踏み入れてしまうと次から次へと欲望は膨らんで行き、私と清美はいつの間にか本格的なSMプレイを始める気になっていたのだ。
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