【未知の甘き世界】松永清美(30歳・秘書)の場合

私が更にハードな凌辱を求めるようになったのは、私自身が倒錯の深淵に魅入られたせいもあるが、何よりも、清美の肉体が発する貪欲な要求に引きずり込まれたのが最大の要因だった。

緊縛プレイを続けるうちに分かったのは、清美は私が想像していた程度を遥かに超えた、激しい責めを望む、根っからのハードMだったということだ。

清美の肉体が渇望する行為に応えているうちに、私も知らず知らずのうちに、本格的な責めの世界へと足を踏み入れてしまったのだ。

そんなわけで、私は生まれて初めてSM専門誌を買って読み、大人のオモチャ屋に足を踏み入れた。

最初 はバイブを買うつもりだったが、同じバイブでもあれほど多くの種類があるとは全く知らなかった。

色や形、太さも様々で、どれを選ぶか迷ってしまう。

その陳列の中で、私の視線を強烈に引き付けたのは、異常に細長く、先細りした異形の形状を持つ器具だった。

人のペニスでは決してあり得ないその形に、女性が満足を得るとは到底思えなかった。

どうしてもそれが気になって、私は店員に尋ねた。

店員の答えは、当時の私には想像もつかないものだった。

それは処女の穴の奥まで侵入し、禁断の快感を与えるための、アヌス用の調教器具だという衝撃の事実だった。

もちろん私は普通のバイブだけでなく、その細長いアヌス用バイブも買い求めた。

バイブを買った私は、それを初めて使う日を首を長くして待った。

清美もきっと、バイブ責めには満足するに違いない。

清美には、バイブを用意してきたことを言っていなかった。

突然取り出して驚かせ、屈辱を与えてやろうと思ったのだ。

ホテルに入った私たちは、激しく肉体を求め合い、気持ちの昂ぶりを待つ。

十分に高揚したところで、念入りに清美を四つん這いに緊縛し、一切身動きできないように固めた。

清美が例え嫌がっても、それを許さず、快感に身を悶えさせるまで責め続けるつもりでいたからだ。

アヌス用バイブを使うためには、いきなりではなく、まず肛門を責められることに馴らさなければならない。

清美といえども最初は激しく拒絶するに違いない。

私は屈辱と快感の混在を味あわせるため、いきなりの侵入は避け、指で清美の肛門を念入りに揉み解し、羞恥とともに肉体を馴らしてやることにした。

四つん這いに縛られ、無防備に宙へ晒された清美の愛らしいアヌス。

その小さく皺だらけの禁断の穴を、私は人差し指で丹念に揉み解していく。

そこは徐々に、熱く湿り気を帯びてくる。

清美の身を悶えさせる様子を見計らって、私は指先に潤滑用のローションを塗り、清美のアヌスに突っ込んだ。

「どうだ、後ろの穴もなかなか、淫らで良いもんだろう?」私の凌辱の言葉に清美は、ただ苦しげに呻くだけで答えようとはしない。

「分かった。これからもっと深い快感に堕としてやるからな」

私は清美の耳元に囁き、アヌスに突っ込んだ人差し指を直腸の壁に沿って執拗に回転させた。

清美の括約筋は異物の侵入を排除しようと激しく締め付けてくる。

私の指はその圧力を無視し、清美の直腸内を冷酷に掻き混ぜる。

そのたびに清美の口からは、快感とも苦悶ともつかない激しい呻き声が部屋中に洩れ聞こえてくる。

知性を誇るキャリアウーマンが、今、羞恥に顔を埋め、尻の穴を弄ばれて「ヒーヒー」と悦んでいる。

誰がこの背徳の光景を想像できようか。

私は清美との倒錯を思い出すたびに、街を歩く、綺麗に着飾った女たちの裏側に淫靡な闇を見て、心から信用できなくなった。

世間の女は皆、裸になると尻の穴に異物を求める、淫乱な雌なのだろうか。

さて、指によるアヌス責めをじっくりと行なった後、いよいよ、私にとって清美にとって初体験のバイブを使ったプレイを始める。

私は清美の尻から指を抜くと、「そのままの格好でいろよ」と命じ、ベッドから降りバッグの中から新品のバイブを取り出した。

それを見た清美は、さすがに最初は目をむいて驚いた。

驚くということはそれが何か知っているからので、後で聞いたところでは、学生時代に友人たちと好奇心からポルノビデオを見た時に初めて知ったということだった。

その頃の清美は数年後に自分がそのバイブを、それも二本もまとめて突っ込まれるなどとは夢にも思っていなかったことだろう。

バイブを目の前に突き付けられた清美の表情は、驚きと共に、屈辱への期待が徐々に満ちてきているのがはっきりと分かる。

私はバイブのスイッチを入れ、グネグネと淫靡に動くそれを、躊躇なく清美の口にブチ込んでやった。

これは最上級の屈辱感を与えるためばかりでなく、彼女の唾液をローション代わりにするという卑猥な辱めを味あわせる、私の冷酷な策略だった。

バイブは清美の口の中でグネグネと回転し続け、清美は唾を飲み込むことができずにダラダラとよだれを垂れ流している。

そのよだれにまみれて、バイブはヌルヌルになっていた。

私は唾液でヌルヌルになったバイブを口から引き抜くと、今度は清美の濡れたヴァギナに突っ込んでやった。

ヌルリと異物が侵入した瞬間、清美は全身から力が抜けたように大きく息を吐き、歓喜の呻き声を上げた。

そして、ヴァギナの中でグネグネと動くバイブに調子を合わせるように自分の身をよじり悶えている。

私はしばらくその様子をじっと見詰めていた。

清美の顔は、次第に悦楽の表情へと変わって行く。

しかし、いつまでも清美を一人で楽しませておくつもりはない。

なにしろ、バイブはもう一本あるのだから、今度はそっちを使ってみる。

私は細いバイブを同じように清美の口にあてがい、たっぷりと、舌でなめ回すように命じた。

「これが何だか分かるか?」清美にはそれがアヌス用バイブだと分かるはずもなく、彼女は不思議そうな顔でそれを見ている。

「それじゃ教えてやる」私はアヌス用バイブを清美の尻の穴に押し付けた。

「イヤ……やめて!先生、それだけは……!」初めて、清美の口から激しい拒絶の悲鳴が漏れた。

私は心の奥底で歓喜した。

求めているのは、この理性の崩壊なのだ。

私は清美の悲鳴を無視し、アヌス用バイブにグイグイと全身の力を込めて、彼女の尻へ押し込んで行った。

悲鳴と苦悶とが混在した絶叫を上げ、清美は身をよじり苦しんだ。

私はそれを無視し、もうこれ以上は入らないという突き当たりまでアヌス用バイブを押し込んでやった。

そして、無慈悲にスイッチを入れてやったのだ。

清美の顔に快感と絶望が混ざり合った苦悶の表情が浮かんだ。

彼女の股間では、二本のバイブが清美の抵抗を嘲笑うかのように同時に、グネグネと淫靡な生き物のようにうごめいていた。

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