この作品は淫狼の牙シリーズの3作目だ。
1作目の”斉藤洋子”による非合意型SMのバイブル、2作目のSM史上最高の美女”覇牝手華梨”に比べ、中川美樹は明らかに格下で荷が重かった感は否めない。
それでも責めのハードさは前2作を上回る。
設定は睡眠薬で300万円を盗んだ相手の甲斐太郎に、公衆電話ボックスで見つかり車で廃屋へ拉致された後、ハードに責め倒され、最終的に風呂場で自ら手首を切って死に至るというものだ。
シュミーズ姿で大竹棒により足首を開脚固定、後ろ手に縛られ、スレンダーな体にしては大きめで若干垂れ気味の乳房を露出させ、バンドで鞭打たれる。
色の白い肌が赤く染まり、苦痛の涙が流れる様子は被虐心を強く刺激する。
次に見所は床に寝かされ、両脚両腕を竹棒で固定された大の字縛りでの熱蝋責めだ。
全く身動きが取れないため熱蝋を避けられず、激しく悶絶する。
さらにそのままの体制で長時間放置され、夜になって我慢できず放尿してしまう。
そこを甲斐に見られ「みないで」と叫ぶシーンは非常に良い。
その後、全身寝たままの天井吊りミミズ責め。
椅子に拘束され開脚縛りで二穴同時バイブ責めを受け、強制的にイカされる顔はなかなか魅力的だ。
責めの極みは両脚手首を猪吊りにされ、1リットルの大量浣腸を施される場面。
排泄シーンは目隠しが外れるほどの熱演で、圧巻だ。
全体として完成度は高く、アート全盛期の面影を十分に残している。
この猪吊り大量浣腸と放尿の描写は、私が中山優子に2リットルの浣腸を課し、冬の夜道で耐えさせた苦悶を鮮やかに思い起こさせる。
中川美樹の涙と悶絶は、畑野安香里がクリトリスにピアスを穿たれ、痛みの果てに恍惚を見出した軌跡を、静かに映す。
私の妄想を小説化する際、このような拉致から自殺への流れは、女性の限界と所有の深淵を掘り下げる良い素材となるだろう。
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