佐藤瑠々

第二章【飲み込まれた熱の楔】佐藤瑠々(22歳・OL)

絶頂の余韻が、瑠々の身体を溶鉱炉のように熱く溶かしていた。ソファーの冷たい革が、汗ばんだ背中に張り付き、息遣いが荒く、肺の奥まで疼く。視界がぼやけ、部屋の空気が重く淀み、自身の愛液の甘酸っぱい匂いが鼻腔を犯す。須藤氏の影が、静かに迫る。休む…