名前:畑野安香里(仮名)
年齢:25歳
職業:元アナウンサー
スリーサイズ:T157cm/B84cm/W60cm/H90cm
元アナウンサー、畑野安香里(はたの あかり)、25歳。
かつてはその声で人々を魅了したが、不祥事をきっかけに全てを失う。
現在は再起を夢見ながら、”ご主人様”と慕う男の元で、心身ともに尽くす日々を送る。
身体に刻まれた「奴隷の証」と、幾度もの苛烈な調教によって植え付けられた絶対的な服従心。
彼女はそれを屈辱ではなく、愛されるための勲章と信じている。
“女優”という新たな舞台を与えられた彼女が、その先に掴むのは栄光か、それとも更なる奈落か。光と影の間で生きる、一人の女の壮絶な物語。
その電話は、何の前触れもなく鳴った。
知らない番号に恐る恐る応答すると、受話器の向こうから聞こえてきたのは、マネージャー渡辺の、体温を感じさせない事務的な声だった。
「細野さん、お疲れ様です。記者会見とレセプションパーティーのスケジュールが決定しました。詳細はメールで送付済みですので、ご確認ください」
一方的に告げられた言葉に、安香里の心臓が跳ねる。
メールを開くと、「明日13時より記者会見」「10時までに入社」という、あまりに急な指令が並んでいた。
(明日……?心の準備もできていないのに……)
戸惑いと同時に、熱いものがこみ上げてくる。
とうとう、この日が来たのだ。
まだ夢の中にいるような、ふわふわとした実感のなさが、逆に安香里の胸を高鳴らせた。
記者会見の朝。
ご主人様を送り出した後、安香里は命令されたドレスに袖を通した。
背中が大きく開き、ブラジャーを着けることなど到底できないデザイン。
スカートの裾はヒップラインぎりぎりで、椅子に座ればクリトリスに輝くピアスが覗いてしまうだろう。
もはや、道行く人々の熱い視線は苦痛ではなかった。
日に日に増していく「女優になる」という自覚が、羞恥心を麻痺させ、奇妙な高揚感へと変えていた。
事務所のビルに入り、以前とは違う優越感を抱きながら受付を済ませ、楽屋へと案内される。
そこで渡辺から渡されたのは、記者からの想定問答が書かれた数枚の紙だった。
「これを覚えて答えるだけ……まるで台本のあるお芝居ね」
安香里が健気に微笑んでも、渡辺は無表情に告げるだけだ。
「では、私はこれで。この後スタイリストとヘアメイクが来ますので」
入れ替わりに入ってきたスタイリストのゼブラとヘアメイクのYOSHIOは、挨拶もそこそこに、安香里が着ているドレスを脱ぐよう指示した。
「えっ、ここで……ですか?」
二人が部屋を出ていく気配がないことに戸惑う安香里に、ゼブラは「ああ、気にしないで。女優さんなんてみんなそんなもんだから」とこともなげに言う。
芸能界では、これが常識なのだと。
覚悟を決め、背中のファスナーを下ろしてもらう。
シルクのドレスが滑り落ち、ノーブラ・ノーパンの全裸が、会って間もない男二人の前に晒された。
咄嗟に「海外の女優みたいに、ドレスの時は下着を着けない主義なんです」と言い訳を口走る。
だが、次の瞬間、ゼブラとYOSHIOの視線が、安香里の股間に釘付けになった。
「なに、それっ……!」
YOSHIOが驚きの声を上げる。
「うわぁ、マジかよ、初めて見た……前から興味あったんだよね、すげぇな、すげぇな、クリトリスにピアス!痛くないの?やっぱ気持ちいいの?ちょっと良く見てもいいかい」
好奇の目に耐えかねた安香里を救ったのは、ゼブラの冷静な一言だった。
「そろそろ、衣装を着ませんか……」
用意されたのは、事前に把握していた身長とスリーサイズに合わせて作られた、清楚な新人女優というイメージにぴったりの、ミニ丈のフレアースカートに肩ひもだけのワンピース。
乳首はギリギリ隠せるデザインでも、ミニ丈のスカートは屈んだり、階段を昇る時には陰部が確実に見えてしまう。
だが、その下はやはり、何も身に着けることは許されない。
男二人の前で裸体を晒し、秘部のピアスまで覗き込まれた。
その思いもよらない出来事は、安香里の心に深い羞恥を刻みつけ、それに反して身体の奥を疼かせた。
太腿を、じっとりと濡らす体液の感触に気づきながら、安香里はプロの手によって完璧な「新人女優」へと作り上げられていく。
鏡に映るのは、先程までの自分とは思えない、洗練された美しい女。
(本当に自分なのかしら、やっぱりプロは違うな…)
誰もいなくなった楽屋で、その変貌ぶりに心を躍らせていると、疼きの止まらない秘部に、つい指が伸びていた。
(こんなところでオナニーをしている姿を見られたら……)
その背徳的な妄想が、さらに安香里を興奮させる。
絶頂を迎えそうになった、その時。
“ガチャリ”と、無遠慮にドアが開いた。
そこに立っていたのは、ご主人様だった。
「あ……っ、ご、ごめんなさい!今、ちょっと……」
慌ててスカートの乱れを直す安香里に、ご主人様は冷たい目を向ける。
「今、オナニーをしていただろう。記者会見前だというのに、相変わらず淫らなメス豚だな」
(なぜ、知っているの…)
その疑問は、ご主人様が指さした天井の隅にある、小さなレンズによって氷解した。
「監視カメラだ。この楽屋は、別の部屋から我々6人に見られている」
ショックと驚きに、安香里の目から涙が溢れ出す。
「サークル入会申込書を忘れたか。お前はもう、我々の所有物だ。涙を拭け。そして、アナルにこれを入れておけ」
ご主人様が手渡したのは、ふだんあまり目にした事の無い金属製のリモコンバイブだった。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ほんとうにごめんなさい、少しショックだったので、でも、もう大丈夫です」
嗚咽を堪えながら、安香里は命令通り、それを自らの手で埋め込んだ。
その直後、渡辺が迎えに来て、安香里は涙の跡も乾かぬまま、記者会見の会場へと引きずられるように向かった。
無数のフラッシュが焚かれる中、テーブルの中央に座らされる。
隣には渡辺、そしてもう一方の席には、オーディションの日に5番目に安香里を犯した男――この事務所の社長が、白々しい笑みを浮かべて座っていた。
(あの時、最後の順番だからと、かなり時間を掛けてお尻の穴を犯し続けてた男性が実は社長様だったなんて…)
司会者の声で会見が始まる。
記者からの質問。
渡辺が指し示す台本を読むだけのはずだった。
だが、安香里が返答するたび、体内のバイブが低い唸りを上げて震えだす。
“ブーン……”
言葉が一瞬詰まる。
記者の訝しげな視線が突き刺さる。
会場の前方に目をやれば、ご主人様をはじめとするサークルの男たちが、愉悦の表情でこちらを見ている。
プロデューサの秋元様、大物俳優の西田様、3人目と4人目とオーディションの時と同じ順番で並んでおります。
笑みを浮かべ、スカートの中のクリトリスに装着したピアスが大勢の見知らぬ人達に見られて感じてしまい、脚が開いているのを見透かしているのか、隣のお仲間たちもニヤニヤしながら何かを話しているのが分かります。
緊張と快感で、固く閉じていたはずの脚から力が抜けていく。
いじわるな事に返答するたび、ご主人様がリモコンバイブのスイッチをオンにしてきます。
溢れ出した粘液がスカートに染みを作り、座り直すたびに”ネチョネチョ”と粘ついた音がした。
もちろん低音の”ブーン”という音は隣の社長様にも聞こえてる筈で、平常心を保った顔をしていますが内心はこのリモコンバイブをお仲間たちと同様に楽しんでいるのかと思うと恥ずかしさは限界です。
そう思うと本当に恥ずかしくて、羞恥心は限界を超え、ワンピースが淫らな秘液で汚れてしまうのではないかと、もはや思考は麻痺していた。
最後の挨拶で立ち上がった瞬間、愛液で濡れた臀部が椅子に張り付き、太腿を熱い雫がタラりと伝うのが、はっきりとわかった。
続くレセプションパーティーは、地獄の続きだった。
テレビ局の重役、有名俳優、スポーツ選手。
華やかな人々の輪の中で、安香里はノーブラ・ノーパンのまま、笑顔を振りまかなければならない。
乳首を立たせたまま各著名人の方達へ挨拶回りをしていたら、自分でも気付かないうちミニ丈のスカートから愛液が滴り落ち太腿まで垂らしている。
元々お酒は強い方では無いので少し酔いが回ってしまったのか足元がふらつき、しゃがんだ時にスカートから見えたクリトリスピアスがばれてしまうハプニングが起きてしまいます。
勧められるままにシャンパンを口にし、意識が朦朧としてきた頃、一人の男が近づいてきた。
「大丈夫かい、細野さん。少し休んだ方がいい」
その男の手に肩を抱かれ、ぎょっとする。
オーディションで4番目だった、副社長の榊原だ。
副社長は周囲に気づかれぬよう、肩に腕を回しながら空いている手で、安香里のクリトリスのピアスを”チョン”と指で弾いた。
「っ……!」
声にならない悲鳴を飲み込む。
(えっ、何してるの…)
男性の顔を見上げると、榊原は耳元で囁いた。
「あの時は最高だったよ。また会えて嬉しい。細野さんの事、遠くからずっと見ていたんだよ、今日も下着を穿いてないみたいだね……」
酔いと恐怖で抵抗もできず、その後も背中をさすっているフリをしながら身体のあちらこちらをまさぐられる。
ストーカーのような男から解放されたのは、渡辺が迎えに来た時だった。
疲労と気疲れで限界だった安香里は、パーティーを中座し、渡辺に案内されたホテルの部屋で倒れるように眠った。
どれくらい時間が経ったのか。
ドアをノックする音で目を覚ますと、マネージャーの渡辺さんから
「気分が悪いところすいません、そろそろパーティーが終わりますから、一応皆さまに一言ご挨拶をお願いできませんか」
と起こされる。
パーティーの閉会挨拶のために起こされ、再びステージに立つ。
ほとんどの客が帰った会場で、安香里は自分の失態を悔いた。
「初日から、なんて失敗を……ご主人様にも、ご迷惑を……」
落ち込んでいると、渡辺が「車でご自宅までお送りします」と声をかけてきた。
車が走り出すと、安香里はホッとしたのか、深い眠りに落ちていく。
悪夢のような一日が終わった。
だが、この悪夢こそが、これからの自分の現実なのだということを、彼女はまだ、本当の意味では理解していなかった。
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