名前:畑野安香里(仮名)
年齢:25歳
職業:元アナウンサー
スリーサイズ:T157cm/B84cm/W60cm/H90cm
元アナウンサー、畑野安香里(はたの あかり)、25歳。
かつてはその声で人々を魅了したが、不祥事をきっかけに全てを失う。
現在は再起を夢見ながら、”ご主人様”と慕う男の元で、心身ともに尽くす日々を送る。
身体に刻まれた「奴隷の証」と、幾度もの苛烈な調教によって植え付けられた絶対的な服従心。
彼女はそれを屈辱ではなく、愛されるための勲章と信じている。
“女優”という新たな舞台を与えられた彼女が、その先に掴むのは栄光か、それとも更なる奈落か。光と影の間で生きる、一人の女の壮絶な物語。
約一年間に及んだ、ご主人様の自宅での住み込み奉仕が終わると、安香里は一人暮らしを命じられた。
本格的な女優業の開始と共に、ご主人様が用意した広尾の高級マンションへ移り住む。
窓から都心の夜景を一望できる、かつての自分なら夢にも見なかったような華やかな生活。
しかし、自分の自由になる時間が増えるほど、心の空白は広がり、ご主人様に会えない寂しさが募った。
そんな夜は、決まって過去の調教を思い出し、自慰に耽ってしまう。
ある日、その寂しさを正直にご主人様に打ち明けると、意外にも許可が下りた。
「自慰をするのは構わない。だが、その状況を日記に書き、私と会う時はそれを持参して報告しなさい」
監視の目は、離れていても決して緩むことはなかった。
ドラマのセリフがなかなか頭に入らない夜があった。
女優という仕事のプレッシャーが、安香里の心を過去へと逃避させる。
ご主人様に与えられた、きつく、それでいて歓喜に満ちた調教の記憶。
思い出すだけで身体が疼き、知らず知らずのうちに指は秘部へと伸びていた。
(また、調教していただきたい……そのためなら、どんなに淫らなことも、恥ずかしいことも、惨めなことでも、きっと私は……)
その渇望が頂点に達したある夜、ご主人様がマンションを訪れた。
高層ビルの灯りがまだ日中のように明るい窓辺で、安香里は犬のように扱われた。
首輪を付けられ、尻尾の代わりにリボンのついた太いバイブをアナルに押し込まれる。
部屋中を四つん這いで歩かされ、止まれば熱い蝋燭が背中や尻を灼いた。
床に両膝をつき続けたせいで、そこは赤く腫れ上がっている。
ご主人様は、その様をソファから微笑みながら眺め、紫煙を燻らせていた。
やがて、ご主人様はゆっくりと立ち上がると、安香里の前に立った。
「少し、オナニーをさせてやろう」
ご主人様はそう言いながらズボンを降ろし、床に座った安香里の目の前に、自慢の大振りのペニスを突き出した。
「ご奉仕させて戴きます。どうぞ安香里のお口で、存分にお楽しみ下さい」
安香里はご主人様の足元に跪き、その股間に縋り付いた。
下腹部、内股、そして睾丸を丹念に舐め上げ、付け根から亀頭へと唇と舌で愛撫を重ねる。
ご主人様のそれが熱を帯び、硬く脈打ち始めるのがわかった。
「頬張れ」
透明な蜜で濡れ始めたそれを、真っ赤なルージュが引かれた唇で、飢えた獣のように包み込む。
強く吸い上げながら舌を絡ませ、喉の奥深くへと迎え入れる。
唇が痺れ、全身が痺れ、秘部から淫らな汁が溢れ出すのが、自分でもはっきりと分かった。
安香里は右手でご主人様のペニスの根本を扱き、左手の指で硬く勃起した自らのクリトリスをつまんで弄り始めた。
「ご命令の通り、オナニーをさせて頂きます」
身体中がカッと熱くなり、頭の中が真っ白に染まっていく。
太腿からつま先までがブルブルと痙攣し、安香里は一気に昇りつめた。
その恍惚の表情を眺めながら、ご主人様は唐突に告げた。
「まだまだ感度が足りないようだな。一生、パンティを穿けない身体にしてやろう」
「……それは、どういう事ですか?」
安香里の問いにご主人様は答えず、ただ「いつも通っているエステの院長先生の友人で、良い先生を知っている。そこのクリニックへ行きなさい」とだけ言い残し、身支度を整えると部屋を出て行った。
(今日も、アソコにもアナルにも入れて下さらなかった……でも、嬉しい。また安香里のために、色々なことを考えて下さっているんだわ……)
理解不能な命令の中に、安香里はご主人様の歪んだ愛情を見出し、胸を高鳴らせた。
後日、脱毛エステの帰り道、安香里は指定された婦人科形成クリニックの扉を叩いた。
高級ホテルのラウンジのような待合室で待っていると、やがて名前が呼ばれる。
診察室で待っていたのは、柔和な物腰の初老の医師だった。
「畑野さんですね。須藤様から、かねてよりご相談を受けておりました。本日は、クリトリス包皮切除手術についてのカウンセリングとなります」
(クリトリス……包皮切除?)
ウキウキ、ドキドキと、心が躍るような期待感で訪れた安香里の頭に、不穏な単語が響く。
「単刀直入に申し上げますと、原理は男性の包茎手術と同じです。クリトリスを覆っている包皮を、電気メスで焼き切ってしまうのですよ」
医師は模型を使い、淡々と説明を続けた。
「包皮に切れ込みを入れ、観音開きのように残す方法もありますが、須藤様のご希望は、完全に切除して常にクリトリスが露出した状態にすることです。その方が、視覚的にも美しいですからね」
ご主人様の意図を理解した瞬間、安香里の血の気が引いた。
(一生パンティを穿けない身体)
その言葉の、恐ろしい意味がようやく分かった。
「しゅ、手術時間は……どれくらい、ですか?」
「30分から1時間程度です」
「術後の腫れや痛みは2、3日がピークで、1週間ほどで落ち着きます」
「日常生活に大きな支障はありませんよ。シャワーも翌日から可能です」
医師の丁寧な説明が、逆に安香里を追い詰めていく。
「個人差はありますが、術後1、2ヶ月は感覚が鈍くなる方もいます。ですが、ご安心ください。必ず、自然に元に戻りますから」
(元に戻る……?いいえ、きっと、元通りなんかじゃない。もっと、もっと敏感になってしまうんだわ……)
期待感は完全に消え去り、得体の知れない不安が心を支配した。
こんな手術を受けてしまったら、女優としてのキャリアは、日常生活は、一体どうなってしまうのだろう。
手術台の上で麻酔が効いていく中、安香里は思った。
(生まれつき敏感だったこの身体を、全身性感帯なのだと気づかせてくれたのは、ご主人様だった……)
(そんな私が、こんな手術を……これから、どんな生活が待っているの……)
手術が終わり、下腹部に鈍い痛みを抱えながら、安香里は自宅マンションへの道をゆっくりと歩いていた。
包皮を完全に切除されたクリトリスは、もはや何ものにも覆われることなく、常に剥き出しの状態だった。
勃起していなくても、身体からはピアスが煌めく先端が、常に飛び出している。
この身体では、柔らかいコットンの下着ですら、凶器となり得るだろう。
どんなデザインの下着でも布地がピアスに触れるたび、まるでピンクローターで責められているかのような快感が、24時間、安香里を苛むことになるのだ。
その後の安香里の身体は、ご主人様の目論見通り、あるいはそれ以上に変貌した。
元々の敏感な体質に加え、クリトリスの感度は何十倍にも増幅された。
ご主人様との調教でも、一人での自慰行為でも、あまりに強すぎる快感に耐えきれず、必ず失神してしまうようになったのだ。
これ以上、感覚が鋭敏になってしまっては、もう――。
安香里は、女優としての自分の未来が、静かに閉ざされていくのを感じていた。
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