水曜日の午後、初めて露出プレイを命令された日
股縄散歩を強いられる私、恥ずかしさで死んでしまいたいと思ったのに…今では…
今の彼が、SMの趣味があるという事を知ったのは、付き合い始めて一年程経った頃でした。
その頃私は、SMといったら縛られたり、蝋燭を垂らされたり、ムチで叩かれたりといった事しか知らなかったので、軽蔑の眼差しで彼を見ていて、本気で別れを考えた事も何度かありました。
でも、やっぱり好きなんですね。
彼が望むなら、彼の喜ぶ顔が見たいから言う通りにする事にしたのです。
休日の前日、私の部屋に彼が泊まりに来て「明日、井の頭公園でデートしよう」というのです。
出不精の彼が公園に行こうなんてどういう風の吹き回しかしら、などと勘繰っていると、案の定「コートの下はスッポンポンだぞ」なんて言うんです。
公園は予想通り人が結構いました。
私自身、この中の誰が、こんな恥ずかしい格好をしている私に気付くだろうかと考えると何かヘンな気持ちになったのは正直な気持ちです。
寒々とした気候でしたが、何故か裸の私は、寒さを感じなくて熱ささえ感じていました。
股間に通されたロープも初めは痛かったのですが、次第にイイ感じになってきちゃって…
部屋に戻って彼にロープを解いて貰った時「お前、ロープ濡れてるぞ」とニヤニヤして指摘され、急に彼に抱きついてしまった私でした。
初めて野外露出を経験した美津子さんですが、告白文も彼に命令されて書いた、とありました。
知らない内にマゾ化していく自分にある種の恐怖と共に委ねてみたいという好奇心が混ざり合った気持ちが我々にも手にとるように分かりました。
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